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平成29年度学生地域活動大賞

大学ネットワークふくおかが実施する
「学生地域活動大賞」

大学ネットワークふくおかが地域・社会の中で、環境や福祉、まちづくりなどのボランティア活動を実践的に行っている大学生グループの活動を表彰する「学生地域活動大賞」。一次審査を通過した10グループが平成29年12月2日の二次審査会に臨み、最終審査により最優秀賞1団体、優秀賞4団体が決定しました。さあ、ほとばしる熱い情熱を原動力に、地域活動に取り組む大学生たちの活躍に注目しよう!

子どもたちに多彩な「体験」のギフトを

LYKKE(リッケ)

(筑紫女学園大学)

今年発足したLYKKE(デンマーク語で「幸せ」の意味)では、学内外で子ども食堂の企画・運営を行なっています。これまで地域の学習支援に通う子どもたちや、児童養護施設の子どもたちなどを大学へ招待し、大学生との交流や授業体験、キャンパスツアー、文化に触れる太宰府散策などを行なってきました。そんな私たちの活動のコンセプトは、「食」「職」「触」の3つの「色(しょく)」です。食事をしながら大学生と豊かなコミュケーションを図り、時には将来の話をすることで、子ども達が具体的な目標や夢を描くことのきっかけづくりをしています。

君の素敵な色って何色?さあ、見つけよう!

代表 中山 日向子さん

IT技術で新宮町の課題解決に挑戦

たのしんぐうプロジェクト

(福岡工業大学)

たのしんぐうプロジェクトでは新宮町における地域課題に対して、学生が新宮町住民の方や新宮町役場の方と協力し情報技術によって課題解決を目指した取り組みを行っています。活動の流れとしては、学生が地域の方々に課題についてインタビューを行い、課題解決に向けたWebサイトやスマートフォンアプリの開発を行っています。2016年度は観光情報を紹介するWebサイトと観光案内アプリの開発、2017年度は新宮町のごみ分別を確認できるアプリの開発を行ってきました。今後も新宮町に貢献できるように情報技術を用いた課題解決に取り組んでいきます。

地域で役立つアプリを目指して活動しています!

代表 丸山 寛登さん

VRを用いて高齢者の交通安全を目指す

システムマネジメント学科 PBL県警プロジェクト

(福岡工業大学)

現在日本では、高齢者による交通事故数が上昇しています。そこで私たちは、高齢者の交通事故死者数を減少させるために「高齢者の交通安全を目指したVRシミュレータの開発」を行っています。シミュレータを開発する上で、現在実用化されている交通シミュレータについて知るために、今年の9月1日に福岡警察本部を訪問しました。交通安全シミュレータは持ち運びが大変で、導入にかかるコストが高いそうです。これらの問題点を改善するには、VRが適していると考えました。今後は、福岡県警察の方にアドバイスをいただき、シミュレータの改善を行う予定です。

3人で協力して頑張ってます!

代表 植田 ちひろさん

3大学の学生で協力し安心安全なまちづくりをめざす

東部地域大学連携「学生懇話会」「女子学生のための防犯推進協議会」

(福岡女子大学/九州産業大学/福岡工業大学)

福岡市の東部に位置する九州産業大学、福岡女子大学、福岡工業大学は平成23年に連携協定「東部地域大学連携」を締結。その連携事業の一環として、平成26年に3大学の学生交流と地域貢献を目的とした「学生懇話会」が発足し飲酒運転撲滅キャンペーン、キャンパス周辺地域の清掃活動などを実施。「女子学生のための防犯推進協議会」も学生懇話会での活動を通じて平成28年4月に発足。福岡県東警察署の管内で性犯罪の発生件数が多いことを知り、女子学生目線で犯罪を未然に防ごうと防犯キャンペーン等で性犯罪抑止を呼びかけ、啓発活動を行っています。

未来の笑顔を守るため防犯協力しちゃらんね!

代表 長野 美月さん

日々の学びを生かした地域貢献活動

福岡工業大学システムマネジメント学科古賀市プロジェクト

(福岡工業大学)

今年4月に結成された古賀市プロジェクトでは、古賀市に拠点を置く企業との協働による、課題解決型学習の実践を行っています。最近では、古賀市主催の工場見学ツアーの企画、運営を行ってきました。現在は、工場見学を運営していくことで発見した、現場で発生する課題・問題を解決する4つのプロジェクトを進めています。今まで学んできた生産管理や情報技術などの知識や技術を用いて、プロジェクトの成功を目指していくことが今後の目標です。

現状に満足せず常に上を目指していきます!

代表 月川 陽太さん

学生の力で地方に「きっかけ」を創る

NPO法人学生ネットワークWAN

(西南学院大学/九州大学/福岡大学/福岡女子大学/島根県立大学/北九州市立大学/立教大学/東洋大学)

WANは15周年を迎える学生NPOです。時代の社会課題に応じて活動のテーマを自分たちで設定していき、2015年からは「地方創生」を活動テーマにしています。自身の地元、在住している地域以外の地方の情報発信をすることによって、地方の魅力に改めて気づかされています。現在の支援地域は全国19地域‼イベントの企画・運営は九州を中心に実施していますが、これからは全国に事務局の立ち上げも目指しています。大学の枠を超えた仲間とともに活動し、地域の垣根を越えて、よそ者と地方在住の方がつながるきっかけを一緒につくりませんか?

ビジネスの素養が身につく学生NPOです。

代表 田中 沙織さん

リトルならではの体験を提供する

Little Hands

(九州大学/筑紫女学園大学)

リトルハンズ(リトル)の活動は大きく3つに分けることができます。1つ目は留守家庭子ども会への訪問です。月に3回から4回程度、訪問しています。2つ目は小学生を対象に行うイベントの企画・運営です。イベントは、小学生の長期休みの際に行います。内容は、ダンボールやペットボトルを使った工作や体を動かすものなど様々です。3つ目は、箱崎小学校での授業サポートです。1年生から6年生の算数の授業に入らせていただき丸つけなどの先生のお手伝いを行っています。これらの活動を通して、たくさんの子どもと触れ合い多くの学びを得ています。

多くの笑顔に囲まれて楽しく活動しています

代表 大浦 多一郎さん

看護の視点を活かした地域密着型活動

福岡女学院看護大学ボランティアサークル葡萄

(福岡女学院看護大学)

今年10周年の本学は、キリスト教基盤の福岡女学院が母体で、サークル名「葡萄」は学院聖句“ヨハネによる福音書”からきています。本学理念「あなた方がして欲しいように他人にもそのようにしなさい」をモットーに、様々な年齢層を対象に、震災支援や健康学習会など多種多様な活動をしているのが特徴です。中でも在宅療養児とその家族支援、ホームレスと生活困窮者支援は7年続いています。当事者の方と喜怒哀楽を共にすること、広い視野を持ち社会に関心を持つこと、諦めずに行動し続けること、感謝と謙虚さを重んじるなど多くを学ばせていただいています。

お会いするすべての方々が私達の先生です!

代表 松岡 美晴さん

福岡の水辺環境を若者の力で良くしよう

はかたわん海援隊

(福岡大学)

はかたわん海援隊は2004年に設立されたボランティアサークルです。福岡大学工学部社会デザイン工学科の流域システム研究室の学生を中心に活動しています。月に一度行っている河川清掃、小学生を対象とした環境学習が主な活動です。その他にも水害復旧活動にも取り組んでまいりました。環境学習では、川に潜んでいる生き物と触れ合ったり、深いところを実際に歩いたりして、川の楽しさや大切さ、危険などを小学生に知ってもらうことはもちろん、自分たちの河川へのより深い理解にもつなげています。

学生と地域の方々が楽しく活動しています!

代表 田中 芳生さん

学生と地域がつながるまちづくり

地域活性化団体iTOP

(九州大学)

私達iTOPは「学生と地域がつながるまちづくり」を団体理念に掲げ、糸島地域の活性を目標として活動している団体です。お祭りや清掃活動、宿泊体験など地域で行われているイベントのサポートを行うと同時に、iTOP独自でも「科学」「思考」「起業」「観光」のそれぞれ着目した4つのプロジェクトを立ち上げ、運営しています。地域には学生の魅力を発信し、学生には地域の魅力を発信することによりお互いの交流を促すことで、九州大学キャンパスの移転に伴う学生数の増加を、地域と学生の両者にとって有意義なものすることを目指しています。

地域交流は九大の魅力であると断言します!

代表 大久保 公貴さん