PICK UP

平成28年度ビジネスチャレンジ事業

大学ネットワークふくおかが実施する
「ビジネスチャレンジ事業」通称“ビズチャレ”

アドバイザーの派遣や活動費支給といった支援を受けながら、ビジネスにつながる活動に大学生が自分たちで考えて挑戦していくプログラムです。7か月にわたる活動の成果報告会を2月13日、福岡市中央区のスタートアップカフェで開催しました。当日は計7団体がステージ上で活動を発表。最終審査により最優秀賞1団体、優秀賞2団体が決定しました。
ビジネスってどういうこと?どのグループも、教科書を読むだけではわからない、貴重な体験が続く7か月だったようです。さあ、熱い思いでビジネスに挑んだ大学生の声に耳を傾けよう。

留学生と日本の大学生による地方堪能語学ツアーを開催

Fine Field Trip!

(西南学院大学・九州大学)

留学生と日本の大学生が地方の魅力に触れながら、お互いの語学力の上達を図れたら、お互いにとってメリットのある交流ツアーになると思い活動しました。2月5日に太宰府でツアーを実施。当日は留学生4人、日本人大学生2名が参加しました。太宰府天満宮の参拝をはじめ、設定したポイントでの写真撮影、クイズ大会などを開催。ツアーの告知には、ホームページ、SNS、チラシなどを活用。参加人数は予定より少ないものでしたが、参加者からは“楽しかった"と好評でした。
今後はNPO法人「学生ネットワークWAN」と連携して、定期的に開催していきたいと考えています。

当日はハプニング続出!イベント運営の難しさを実感!

代表 寺町 和馬さん

BARを就活学生と企業のマッチングの場に

Loqui

(九州大学・久留米大学)

就職活動を学生にとってワクワクするものにしたいと考え、福岡市内のBARのスキマ時間(お客の少ない時間帯)を、学生と企業をマッチングする“場”として活用しました。
私たちが市内のBARと交渉してスペースを提供もらったうえで学生を集め、企業が参加費を支払うビジネスモデルです。これまでに4回のマッチングを実施。BARという環境から打ち解けた話ができたと学生、企業の双方から高い評価をいただきました。現在も25の企業とやりとりをしていますので、今後も続けて開催していきたいと考えています。

企業とのつながりが大きな収穫です!

代表 松口 健司さん

スタートアップ企業と学生をつなぐ

Prex

(九州大学)

福岡でスタートアップ(起業)した企業と、意欲ある学生をマッチングするビジネスに取り組みました。ホームページで起業して間もない会社へのインターンを希望する学生を募集。1月の中旬からは、インターン募集をまとめて配信することで情報量、閲覧数、閲覧時間ともに増加しました。マッチングが完了した時点で企業から手数料をいただくシステムですが、まだ契約には至っていません。3月には、企業との連携でキャリアイベントの開催を予定しています。これからも活動を続け、福岡のスタートアップシーンを学生から盛り上げていきたいです。

起業を希望する自分にとっていい経験でした。

代表 相良 郁也さん

中国人観光客を対象に、民泊・旅行代行サービスを展開

Bon Voyage

(九州大学、西南学院大学)

来福する中国人観光客を対象に、民泊代行の「福岡ホストゲスト」及び旅行代行の「トラベルマネージャー」を展開しました。いずれもSNSで情報を発信。「福岡ホストゲスト」では、中国語でのやりとりが難しいホストに代わって、私たちが予約などの業務を実施。「トラベルマネージャー」では、観光プランの紹介や施設の予約などを行いました。民泊業者、旅行代理店との連携により、10月~1月の間で「福岡ホストゲスト」は30件、「トラベルマネージャー」は8件の予約を得ました。現在、5件の民泊施設を確保していますが、今後は10件に増やして続けていくつもりです。

このチャレンジで、自分の中の新しい可能性を見つけた!

代表 中原 秋櫻さん

ジビエの利用促進で、人と社会に貢献

ジビエ研究所

(九州大学)

福岡県では年間に3万頭を超える猪や鹿が捕獲され、ほとんどが食肉として利用されずに捨てられています。私たちはその現状に着目し、捕獲された獣肉をジビエとして利用・販売するプランを立案。企業、九州大学、福岡県などの産学官の連携でビジネスを展開しています。現在では、20店舗の飲食店を販売先として確保。また、糸島農業高校と連携して共同での商品開発も進行中。私たちの発案から生まれたジビエ研究所は昨年、株式会社化しましたので今後は新たな商品開発などにも力を注ぎ、人と社会に貢献できる企業をめざしていきます。

ビスチャレに後押しされて、本当のビジネスに!

代表 西村 直人さん

福岡のスイーツ情報を中国に発信

メイリーJapan

(西南学院大学、久留米大学)

中国ではいま日本のスイーツが人気を呼んでいます。そうしたなか、私たちは中国圏のSNSを活用して、福岡のスイーツ&カフェ店の情報を発信する代行ビジネスにチャレンジしました。メディアなどに紹介される機会の少ない隠れた名店を、中国版ツイッターのウェイボー、フェイスブックなどを用いて拡散するプランで、私たち自らがお店に足を運び営業や取材を展開。立ち上げ時の成約目標は5件でしたが実際は1件のみに終わりました。私たちは今回のビズチャレを通じて営業の難しさを痛感!チャンスがあればスタッフを増強して再チャレンジしたいです。

はじめての営業は、勉強になることばかり!

代表 田中 沙織さん

訪日外国人向けメディアを運営

Initiative World

(福岡大学)

前回のビズチャレで報告した外国人向けのフリーペーパー「Yoka Map」の発行と、訪日外国人向けフォトコンテストを開催しています。「Yoka Map」では、フォトコンテストで得たニーズを紙面構成に反映させることで、多くの支持をいただき創刊時では5千部の発行数が3号で2万部発行になりました。取引会社は20社を数え、売上も目標として公言した200万円を突破して210万円に!訪日外国人向けフォトコンテストの開催が、「Yoka Map」の知名度アップに貢献して媒体価値を高める結果になりました。今後も「Yoka Map」の発行に力を入れていきます!

学生でも行動すれば、新しい価値をつくることができる!

代表 河辺 昇輝さん