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大学自慢 2017年10月27日 福岡教育大学

教育実習は努力と失敗が大事!

こんにちは!
福岡教育大学3年のかなこです!
今回は、教育実習についてお話したいと思います。

私は、教育学部初等教育教員養成課程という小学校の先生になるための勉強をするコースに所属しています。普段は大学で子どもの心理学や教育に関する法律、授業の作り方について学んでいます。

そして、3年生で教育実習を行い、今まで学んだことを活かして、実践的な学びを得ます。

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私は、9月の最初の3週間で福岡教育大学附属小学校に実習へ行きました。自分の担当するクラスに入り、授業をしたり、子どもたちと一緒に遊んだり給食を食べたりして過ごします♪放課後や帰宅後は授業の準備として指導案を書いたり、授業で必要な道具を手づくりしたりします。

指導案とは、授業をどのように進めていくかという計画書のようなものです。この指導案は実習中につくるのではなく、約5か月前から事前に準備しておきました。
私が今回の実習で担当した教科は社会・理科・図工の3教科だったので、それに合わせて、どうやったら小学生にわかりやすく教えられるか考えて指導案を作りました。

社会では、実際にインタビューを行って、自分で資料用の写真を撮影したり、図書館の中からわかりやすい資料を選んだりしました。理科では、本番の授業で実験がうまくいくように、あらかじめ何度も一人で実験を重ねたり、道具を準備したりします。図工では、子どもたちに作ってほしいものをまずは自分で作ってみて、「どこか難しいか」「どのような工夫が必要かどうか」などを考え、ポイントを整理します。

このようなことを繰り返しながら、指導案を書き上げます。
そして、実習中は現役の小学校の先生に直接ご指導をいただき、改善していきます。約5か月の間、自分ひとりで試行錯誤して頑張ってきた指導案が全部ボツになることもありました。しかし、事前にしっかりと準備したことによって、自分の案がボツになっても、蓄えた知識や経験によって実習中の忙しい期間であっても新しい案を作ることができました!

また、実習中は授業だけではなく、子どもとの関わり方を学ぶことができます。
子どもたちはとてもかわいく、何かに一生懸命に取り組んでいる姿に感動させられます。子どもたちと生活を共にすることで親しくなることができます。

しかし、私はあくまで「先生」という立場なので、子どもたちがルールを破ったり、他人や自分を大切にしない行動をとったりした場合はきちんと叱る必要があります。

教育実習生にとって、イライラして感情的になって、自分の気持ちをそのままぶつける「怒る」とは違い、何がいけないことなのか説明し、その人の成長のために教える「叱る」という行為はとても難しいことだと思いました。

しかし、私は福岡教育大学のボランティア部である「ゆかいくらぶ」での経験のおかげで教育実習中もうまく「叱る」ことができたと思います。「ゆかいくらぶ」では、毎月小学生と一緒にレクリエーションやキャンプ、工作、調理などの活動を行う部活です。

私は1年生のころからこの部活に所属しており、先輩たちが子どもに叱っている様子を見て学び、実践してきました。小学生の学年や個人の性格に合わせて言葉を変えたり、言い方を変えたりすることで、その子どもの心に一番響き、子ども自身が「がんばろう」という気持ちにさせることが重要だと思いました。

この3週間で5回授業を行い、教壇に立ちましたが、最初はとても緊張したり、不安な気持ちになったりしました。言葉が詰まったり、一瞬頭が真っ白になったりもしました。しかし、子どもたちの笑顔や優しい言葉、現役の先生たちのご指導や励まし、一緒に頑張る実習生の仲間の支え、そして今まで自分が努力してきた積み重ねのおかげでなんとかやりきることができました。

この教育実習でたくさんの失敗を重ね、たくさんの努力を積み重ねて成長することができたと思います。改めて子どもたちのそばで働ける職業である「小学校の先生」になりたいという気持ちが強くなりました。

たった3週間という短い期間だったにも関わらず、お別れ会の時にはクラスの多くの子どもたちが涙を流してくれ、温かいメッセージが書かれた色紙をプレゼントしてくれました。この3週間は私にとって人生で最も充実した3週間でした。これからさらに夢に向かって努力していこうと思います。

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高校生の皆さんは、将来の夢がありますか?
私と同じ「先生」になりたい人は、必ず教育実習があります。不安も緊張もあるはずです。
しかし、どんなときでも、元気に笑顔で明るく頑張ることが大切だと思います。そのように頑張っていると、周りにいる人も元気で笑顔で明るくなります。みんながそうなれば、自然と心に余裕ができて、互いに支え合う関係性が生まれると思います。

これは、どんな職業を目指していても同じだと思います。
高校生のみなさん、一緒に夢に向かって頑張っていきましょう!!